📖 ビールスタイルガイド
世界には100種類以上のビールスタイルが存在します。主要なカテゴリーと代表的なスタイルをご紹介します。
ラガー
低温でゆっくり発酵させるビール。世界で最も飲まれているカテゴリーで、すっきりとした飲み口が特徴。
ピルスナー
Pilsner
1842年にチェコのピルゼンで生まれた、世界で最も広く飲まれているスタイル。ホップの清潔な苦みとクリスプな飲み口が特徴。日本の大手ビールのほとんどがこのスタイルをベースにしている。
マルツェン/オクトーバーフェスト
Märzen / Oktoberfest
ミュンヘンのオクトーバーフェストで有名なドイツの秋の定番。ビスケットのようなモルトの甘みとほどよい苦みが絶妙なバランス。
ヘレス
Helles
ピルスナーに対抗してミュンヘンで生まれたラガー。ホップよりもモルトの甘みを前面に出した、優しく柔らかい味わいが特徴。
ペールエール・IPA
上面発酵のエールの中でも、ホップの香りと苦みを強調したスタイル群。クラフトビールブームの牽引役。
ペールエール
Pale Ale
18世紀のイギリスで誕生したスタイル。比較的明るい色合いとバランスの良いモルト・ホップが特徴。クラフトビール入門として最適な一杯。
IPA(インディアペールエール)
India Pale Ale
インドへの長い航海に耐えるためホップを大量投入したのが起源。現在はアメリカ産のシトラス・松脂系ホップを使ったアメリカンIPAが主流。クラフトビールの代名詞的スタイル。
ヘイジーIPA(NEIPA)
Hazy IPA / NEIPA
ニューイングランド地方発祥の濁ったIPA。苦みを抑えてジュースのようなトロピカルフルーツ香を全面に出したスタイル。近年の世界的なトレンド。
セッションIPA
Session IPA
IPAのホップ香をキープしながらアルコールを低めに抑えたスタイル。長く楽しめる(セッションできる)飲みやすさが魅力。
小麦ビール
小麦麦芽を多く使ったビール。白く濁った見た目とフルーティ・スパイシーな香りが特徴で、夏に特に人気。
ヴァイツェン
Weizen
バナナやクローブのような独特の香りが特徴的なドイツの白ビール。小麦50%以上使用が義務付けられており、口当たりが柔らかく泡立ちも豊か。
ヴィットビア
Witbier
コリアンダーとオレンジピールを加えるベルギーのホワイトビール。爽やかな柑橘香とスパイスが心地よく、夏の定番ビール。ヒューガルデンが代表格。
ダークビール
ローストした麦芽を使用した色の濃いビール群。苦みだけでなくコーヒー・チョコレートのような複雑な風味が特徴。
スタウト
Stout
ギネスで世界的に知られる真っ黒なビール。強くローストした麦芽によるコーヒーやダークチョコレートの風味が豊か。見た目ほど重くなく、意外と飲みやすい。
ポーター
Porter
18世紀ロンドンの荷役労働者(ポーター)に愛されたビール。スタウトより少し軽めで、カカオやキャラメルのような甘みが感じられる。
シュバルツビア
Schwarzbier
「黒いビール」を意味するドイツの黒ラガー。ローストの風味を持ちながらもラガー特有のスッキリした後味が魅力。重さを感じさせない飲みやすい黒ビール。
ベルギースタイル
修道院の伝統を受け継ぐ複雑な発酵香が特徴。高アルコールながら果実やスパイスの風味で飲ませてしまう魔法のようなビール群。
トリペル
Tripel
トラピスト修道院が生んだ高アルコールのゴールデンエール。スパイシーでフルーティな香りと、アルコールを感じさせないスムーズな飲み口が特徴。シメイ・ホワイトが代表格。
クアドルペル
Quadrupel
ベルギー最強クラスの修道院ビール。ドライフルーツ・ダークシュガー・チョコレートが折り重なる複雑な味わいで、ワインのように少量をゆっくり楽しむ一杯。
セゾン
Saison
農場の季節労働者(セゾン)のために醸造された夏向きのビール。ドライでスパイシー、フルーティな酵母香が個性的。料理との相性が特に優れている。
サワー・ワイルドエール
乳酸菌や野生酵母による酸味が特徴。ワインやシードルに近い複雑さを持ち、料理との相性も抜群。
グーズ
Gueuze
野生酵母(ランビック)で発酵させた複数年熟成のビールをブレンド。ワインのような複雑な酸味と果実香が特徴で、「ビールのシャンパン」とも呼ばれる。
ゴーゼ
Gose
塩とコリアンダーを加えた小麦ビール。軽い酸味と塩気のある独特の風味がクセになる。近年のクラフトビームでフルーツ系バリエーションが急増中。